
今日は寝かしつけに2時間かかったよ…
いつになったら寝かしつけから解放されるの!?
何をやっても寝ない…
もう疲れ果てた!!
そんなママはいませんか?
この記事では、
この本の中から、寝かしつけがラクになる入眠儀式のアイデアを4つにまとめて紹介します。
【今回紹介する入眠儀式のアイディアはこれ】
- 活動レベルを徐々に下げる
- おやすみツアー
- 今日のまとめ
- 眠りを誘うスキンシップ
寝かしつけすることが前提のアイディア
この本で紹介されているのは寝かしつけがラクになるアイディアです。
寝かしつけや添い寝をすることが前提です。
赤ちゃんや子どもが布団に入ってひとりで眠れるようになるセルフねんねを教えるものではありませんので、その点をお気をつけください。
ちなみに我が家はセルフねんねを教えたい派。
だから、この本を1冊目には買わないかな。
でも、寝かしつけのスタイルにたったひとつの正解はないですよね。
セルフねんねがいい家もあれば添い寝で寝かしつけがいい家もある。
親と赤ちゃんが困ってなければそれでOK!
そんなわけで、この本の内容は添い寝などで寝かしつけたいという方におすすめです。
けれど、入眠儀式はセルフねんねにも有効!
だから、セルフねんね派のママもこの記事の内容だけでも。
読んでみてくださいね。

入眠儀式はどの年齢の子にも効果があるよ!
【夜泣き対策】入眠儀式って?
「入眠儀式」とは、毎日寝る前に行う決まった行動のことです。
決まった時間に子どもが寝る習慣をつけるのに効果的なのが、入眠儀式。寝る前に必ずすることを決めて、「これをしたら布団に入ってねんねする時間だ」と脳にインプットするのです。
p.54より
入眠儀式を行うときのコツは、
- できるだけ抑揚をつけず淡々と静かな声で話すようにする
- 効果がないと思っても一週間は続けてみること
この2つ!
入眠儀式で子どもが興奮しては、かえって寝つきにくくなってしまいます。
淡々とした話し方をすることで、入眠儀式が遊びになるのを防ぎましょう。
また、入眠儀式は習慣化することでその効果が発揮されます。
ですから1日で効果が出なくても諦める必要はありません。
毎日毎日同じように続けることで、入眠儀式が習慣化します。

入眠儀式を毎日続けているうちに、子どもが『眠たい、もう寝る』と言って自分から布団に入るようになりました!
こんな体験談も紹介されていましたよ。
楽な寝かしつけのアイディア4つ
【寝かしつけ対策①】活動レベルを徐々に下げる
寝る直前に
- 歯磨きをする
- トイレに行く
- じゃれあって遊ぶ
こんなふうに体を動かすことや楽しいことをすると目が冴えて眠れなくなるかも。
入眠儀式をする中で、徐々に活動レベルを落として眠たくなる雰囲気作りをすることが大切。
例えばこんな感じ、
- 歯磨き
- 遊び
- トイレ
- お風呂
- 間接照明の部屋でゴロゴロ
- おやすみなさい
こんなふうに、お風呂上りは寝かしつけの絵本を読んだり今日1日のできごとを話したりしてゆったり過ごしてみましょう。

眠たくなる雰囲気づくりが大事!
ちなみに我が家は諸事情あって、
- お風呂
- ごはん
- あそび(テレビ)
- はみがき
- 絵本(2冊)
- 子守歌(1曲)&抱っこ
- おやすみ
という順番の入眠儀式。
割と寝る直前まで遊んでいますが絵本と子守歌でねんねスイッチがONになるみたいです。

子どもと親が困ってなかったらそれでOK!
自分たちに合った入眠儀式をつくってみて。
【寝かしつけ対策②】おやすみツアー
おやすみツアーでは家族だけでなく、テレビ、冷蔵庫、おもちゃなど家の中のいろいろなものに「おやすみなさい」を言ってまわります。
「今日もくまちゃんと遊んで楽しかったね。おやすみなさい」「明日はプリンが入っているといいね。冷蔵庫さんおやすみなさい」など、一日の楽しかったことを振り返るような言葉がけもいいですね。
p.55より
おやすみツアーは我が家でも取り入れました。
急に「寝るよー」と寝室へ促すと「まだあそぶーー!!」とぐずることが多いですが、おやすみツアーという
ワンクッションがあることで、自分のペースで気持ちを切り替えられるようになりました。
それでも、寝室に行ってからいろいろ要求し始めることもあります。

やっぱりお茶のむー!おもちゃあそぶー!
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さっき「おやすみ」したね。
今日はおしまい。また明日だね。
そのときは、こんなふうに伝えると納得して寝るようになりました。
「おやすみしちゃった」というのは子どもにとって説得力大ですね!

おやすみツアーによって、我が家のあらゆるものに命が宿っています…
【寝かしつけ対策③】今日のまとめ
お話のスタートは「今日、〇〇ちゃんは7時に起きました」。 続けて、「〇〇ちゃんは、朝ごはんをたくさん食べました」「○○ちゃんはママと公園に行きました」と、今日起こったことを物語風にして語りかけていきます。
p.56より
このようにその日の出来事を、時系列で物語風に振り返るのが今日のまとめです
語りかけはあくまでも淡々と。
最後は、「〇〇ちゃんおやすみ」「ゆっくり寝て、また明日いっぱい遊ぼうね」などで締めくくりましょう。
今日のまとめが終わったら、今日のおしゃべりはもうおしまいというルールも、あらかじめ伝えておくと良いですね。

我が家は、その日の楽しかったことと「大好きだよ」を寝る前に伝える習慣にしているよ。
とってもいいパパ気分になれます♪
【寝かしつけ対策④】眠りを誘うスキンシップ
寝かしつけで、トントンや抱っこでゆらゆらなどのスキンシップをする人は多いですよね。
寝かしつけに効果的なスキンシップは他にもたくさんあります。
例えば
- 眉間をそーっとなでなで
- 手を繋いでリズミカルに握り返す
- 呼吸に合わせてお腹を上から下へなでること
- 秒針と同じテンポでトントン
それぞれの子どもが好きなスキンシップのやり方があります。
色々試して、自分の子が好きなスキンシップを見つけてみましょう。

長女は背中をトントン
次女は手をぎゅっと握るのが効果的だったよ
楽な寝かしつけ対策【体験談】
本の後半部分には、上記の寝かしつけ対策をやってみた人たちの体験談が載っています。

実際に試した人の感想はとても参考になるね
寝かしつけ対策の前に【生活リズムの改善】
この本では、約50組の親子に「自分の子に試せそう」という方法を自由に選んでもらい、家庭で試してもらいました。
また、寝かしつけ対策を試す前に以下の4点をできるだけ実践してもらうようにお願いしたそうです。
- 朝は8時までに起こし、夜は21時までに布団に入る
- お昼寝は2時間以内にし、15時までに起こす
- できるだけ外遊びをさせる
- 寝る30分前にはテレビを消してスキンシップをする
このように生活リズムを整えたうえで、寝かしつけ対策の効果があるのか調査しました。

生活リズムが整っていないと、寝かしつけ対策の効果が発揮されないよ
今日のまとめとおやすみツアーを実践【1歳11か月】
【取組前】
- 毎晩「寝ないの!寝るのイヤ!」と抵抗
- とにかく起きていることを頑張っていた
【初日】
- おやすみツアーはオウムがえしで「おやすみ」と言う
- ママは「意味あるのかな?」と疑問…
- 今日のまとめは、ママのお話に大喜び!
- 何回もリクエストをして、結局寝るまで40分
【4日目】
- 今日のまとめを話してるうちにうとうと
- 布団に入って15分で眠れるように!
【6日目】
- おやすみツアーの途中で眠そうに目をこすり始める
- 「眠いの。寝る」と言ってその後10分で入眠
【7日目】
- おやすみツアーの途中で「眠い…」
- 今日のまとめをする前に入眠
【8日目】
- 自分で布団に入って寝るようになった!

継続は力なり!毎日繰り返すことで、入眠儀式の効果が高まるよ
おやすみツアーが効果テキメン!【1歳4か月】
- 目につくものすべてに「おやすみ」
- 「おやすみ」を言い終わった部屋は消灯
- 寝室へ行くとベッドにゴロン
- 降りたがったり、おもちゃで遊びたがることもなくなった!

以前は寝室に行ってからも遊びたがっていたのに!
おやすみツアーで、遊ぶ/寝る の区別がついたみたい。
寝かしつけ対策【体験談】まとめ
本の中では、13人のママの寝かしつけチャレンジ体験談が紹介されています。
最初からうまくいったケースは少なく、みなさん試行錯誤の末自分の子どもに合った方法を見つけておられました。
- 「今日のまとめはうちの子にはちょっと早すぎたみたい」
- 「低い声で囁くように話したら効果的だった」
- 「子どもと一緒に一日を振り返るのが、成長を感じる幸せな時間になった」
など、実際に試したママだからこその意見がたくさん書かれておりとても参考になりました。
どのママも、いろいろと試す中で「この方法はうちの子には合わないみたい」「こっちの方が効果ありそう」と取捨選択しながら挑戦。
目の前の子どもの個性やママ・パパとの関係性の中でそれぞれに合った寝かしつけ方を見つけることが大切なんですね。

子どもやパパ・ママの個性に合わせた寝かしつけ方を見つけるのが大事!
寝かしつけで疲弊…お疲れママにおすすめしたい!
マンガが多くて読みやすい
この本は、前半1/3がマンガで描かれています。
そして全編を通してフルカラー。
写真・イラストもたくさん使われているのでとても読みやすいです。
子どもの寝かしつけに悩んでいるママは、すでに寝不足の状態ですよね。
その状態で字がたくさん書いてある本を読むのって、かなりしんどくないですか?
そういう点では、この本はマンガが多く字が少ないのでサラッと読めました。
夜泣き理論より寝かしつけ対策重視
一般的にネントレ本は赤ちゃんの睡眠メカニズムや、なぜ夜泣きをするのかということがたくさん書かれています。
しかし、この本は睡眠についての情報以上に、
「こんなアイデアがあるよ!」
という具体的な方法がたくさん書かれています。
今すぐ、何か一つでも役に立つアイデアが知りたい!というお母さんにはぴったりの本ですね。
そういう意味では、赤ちゃんの睡眠についてや夜泣きのメカニズムを詳しく知りたいママには少し物足りないかもしれません。
「寝かしつけをしたい」ママにおすすめ
今回紹介したアイディアは、あくまでも寝かしつけをすること前提のアイディアです。
「セルフねんね」のように赤ちゃんや子どもが1人で眠れるようになる。
スキルを教えるものではありませんのでその点はお間違えないように。
あくまでも寝かしつけにかかる時間が少しでも短くなるためのアイディアです。

セルフねんねを教えたいママにはおすすめしません。
他の本と併せて読むとより効果的
余裕のあるママは、赤ちゃんの睡眠や夜泣きのメカニズムについて詳しく書かれている本を合わせて読んでみて下さい。
- なぜ赤ちゃんは眠るのが下手なのか
- どうすれば赤ちゃんの生活リズムを整えられるのか
これらのことを詳しく知ると、この本に書いてある寝かしつけ対策のアイディアをより効果的に使えると思います。
僕はこの本がおすすめ↓
【まとめ】寝かしつけが楽になる!今すぐできる4つのアイディア
今回は、寝かしつけが楽になるアイディアとして。
- 活動レベルを徐々に下げる
- おやすみツアー
- 今日のまとめ
- 眠りを誘うスキンシップ
以上の4つを意識して入眠儀式を行うことを紹介しました。
入眠儀式は継続するほど効果が出てきます。
「効果ないかも?」と思っても1週間程度は続けて様子をみてくださいね。
そして、入眠儀式の効果をより高めるためには生活リズムを整えることが必須条件!
- 朝は8時までに起こし、夜は21時までに布団に入る
- お昼寝は2時間以内にし、15時までに起こす
- できるだけ外遊びをさせる
- 寝る30分前にはテレビを消してスキンシップをする
これらを意識して、子どもが眠りやすい状態を整えてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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