- 授乳しながらじゃないと寝てくれない。
- 夜中に何度も起きておっぱいをほしがる。
- 寝不足で体力が回復しない。
この記事では、このようなお悩みの方のために私が実践したネントレ(ねんねトレーニング)について紹介します。
私が取り組んだのはネントレ界隈で「プルオフメソッド」と呼ばれている寝かしつけ方です。
この時は生後4か月だったのでまだ4時間ごとに起きていました。月齢の大きい子だともう少し長く眠れると思うので安心してくださいね。
この記事では、
- プルオフ・メソッドの成功率を上げるための準備
- プルオフ・メソッドのやり方
についてわかりやすく解説します。
【解説】授乳寝かしつけから卒業するプルオフって何?
どうしてプルオフメソッドで寝るようになるの?
赤ちゃんが授乳しながらじゃないと眠れなくなっている理由は、おっぱいを飲みながら寝るのが習慣になっているからです。
プルオフメソッドではウトウトしてきたら授乳をやめるのを繰り返します。
そうすることで、赤ちゃんは少しずつ口の中に何もない状態で眠ることを学んでいくことができます。
最初は泣くけど根気よく繰り返すのがコツ。「1時間だけ頑張る」など上限を決めてするのがおすすめです。
プルオフメソッドの最大のコツは?
つまり、授乳寝落ちにならないようにすることが最大のポイントです。
授乳寝落ちをすると、夜中に目が覚めた時に「おっぱいをくわえて寝たのに無くなってる!」と赤ちゃんがびっくりして夜泣きにつながることが増えます。
口の中を空っぽにして寝入ることで、夜中に目が覚めても泣かずにセルフねんねしてくれる頻度が増えました。
【準備編】「おっぱいじゃないと寝ない」から卒業するプルオフメソッド
- 寝室環境を整える
- 赤ちゃんが疲れすぎないスケジュール
- 親もしっかり眠って体力・気力を充実させる
この3点が重要な理由と具体的な対策を順番に説明します。
プルオフメソッドの準備①寝室環境を整える
ネントレ成功のための寝室環境は、
- できるかぎり寝室を真っ暗にすること
- 一晩中ホワイトノイズを流すこと
- 赤ちゃんにとって快適な室温にすること
この3点が特に重要。
また、ハイハイやタッチなどで自分で動けるお子さんの場合はぐずってベッドなどから落ちないように安全な寝床を作ってあげることにも気を付けましょう。
一人寝の場合はベビーベッド、添い寝の場合は敷布団か薄手のマットレス(固め)がおすすめです。
プルオフメソッドの準備②赤ちゃんが疲れすぎないスケジュール
プルオフを成功させるためには日中の過ごし方も大切です。
よく「夜しっかり眠れるようにお昼寝を短くした」という声を聞きますが、実はこれが逆効果になっている場合があるんです。
プルオフを成功させるためには月齢に合わせて「疲れすぎないスケジュール」で過ごしてあげることが必要です。
赤ちゃんが疲れすぎない生活スケジュールを知るにはこちらの本がおすすめ▼
プルオフの準備③親もしっかり眠って体力・気力を充実させる
プルオフは最初からうまくいくとは限りません。
特に最初の数日はいつもより泣きがひどくなるということもあり得ます。
でも、ここで寝かしつけ方を以前のものに戻すと、赤ちゃんは度々の変化で混乱して余計に夜泣きがひどくなることがあります。
でも、一度始めたからには数日間は継続して様子を見た方が赤ちゃんにとっても安心できます。
親が寝不足で体力や気力が不十分だと、赤ちゃんの泣き声に罪悪感を感じてしまったり判断力が鈍って最初の計画通りにネントレに取り組めないことがあります。
プルオフを始める前には睡眠をしっかりとって気持ちの余裕をつくるようにしましょう。
【体験談】プルオフをやってみた
次女は生後4ヶ月の時に突然夜泣きがひどくなりました。
今まではおなかがいっぱいになれば自然と寝ていたのに、以下のような夜泣きが始まりました。
- いつもの就寝時間になっても寝なくてギャン泣き
- おっぱいを飲みながらじゃないと寝ない
- 寝ても30~60分毎に泣いて起きておっぱいを欲しがる
特に30~60分毎に夜泣きをすることで私が完全に寝不足でまいってしまいました。
そこで、以下のように夜泣きが始まる前の状態に近づくことを目標にプルオフでのネントレを始めました。
【今回のネントレの目標】
- 授乳なしでセルフねんねできる
- 1度寝たら次に起きるのは3~4時間後になる
プルオフメソッド1日目
就寝前にたっぷり授乳をし、暗くした寝室で寝かしつけを始めました。
でも案の定次女はギャン泣き。
ここからゆるネントレのスタートです。
添い乳の姿勢で寝かせたまま授乳をします。
そして飲み方がゆっくりになってきたところで授乳をやめて顎を優しく閉じる。
すぐギャン泣きすると思いきや案外いい子でむにゃむにゃしています。
そのまま目を閉じてうとうと…。
「まさこのまま寝てしまうの!?」
そう思ったのも束の間、5分後に元気に泣き始めました。
3分ほどトントンでなだめてみますが泣き止まず。
もう一度添い乳でぱくっ。
今度はゆっくり10数えてパイを外す。
いい子でむにゃむにゃ…。
5分後に「ぎゃーー」
トントンしても泣き止まないので
もう一度ぱくっ…
初日はこれを5ターン程繰り返してようやく眠りにつきました。
5ターンで寝たのは予想よりも早かったです。
いつまで続くのかと緊張していたこともあってか、長く感じましたがおよそ30分で寝てくれました。
ちなみに、この30分間のうちギャン泣き状態だったのは10分間程度。
しかも、次に目覚めたのは3時間後。これはかなり嬉しかったです。
プルオフメソッド2~3日目
ゆるネントレ2~3日目も初日と同じような感じで泣いていました。
でもよく観察していると以下のような嬉しい変化が見られました。
- パイを口から外した時の泣き方が弱くなる
- 初日は5ターンかかったけど2~3日目は3ターンで寝てくれた
少しずつですが上記のように泣き方や寝入るまでの時間に改善の兆しが見られました。
授乳寝落ちが減るにつれて夜泣きの回数が激減したのにはびっくりしました。
プルオフメソッド4日目以降
4日目以降も同じようにプルオフを続けていきました。
日によっては寝ぐずりがぶり返して5ターン以上頑張っても寝ない日もありました。
私は「プルオフを頑張るのは1時間だけ」と決めていたので、1時間頑張っても寝ないときは授乳で寝かしつけをしました。
疲れていて授乳をしながら私の方が先に寝落ちをしてしまうこともありました。
このように、できる範囲でゆるくプルオフのネントレを続けました。
そうすることで、次女はセルフねんねができることが増え、夜泣きの回数も徐々に減っていきました。
【まとめ】「おっぱいじゃないと寝ない」を解決するプルオフメソッド
以上、プルオフメソッドのやり方と我が家の体験談を紹介しました。
あくまでも、我が家の場合なのですべての人に当てはまるわけではありませんが、一つの参考になればと思います。
- プルオフメソッドは授乳寝かしつけを卒業するのに効果的
- 寝付く瞬間に口の中を空っぽにするのがポイント
- 睡眠環境や生活スケジュールを整えるなど事前の準備も忘れずに
- 「1時間だけ頑張る」など上限を決めてゆるく取り組むのもよし
我が家の場合は泣いたけれど初日から改善の兆しを感じられたので、続けて取り組むことができました。
ですが中には「やってみたけれどまったく効果が感じられない」という方もおられるかもしれません。
そのような場合はコメント欄やカカのインスタグラムからお気軽にご相談くださいね。
夜泣きや寝ぐずりの辛さ、一緒に解決しましょう。
コメント