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赤ちゃんの一日の過ごし方って何を参考にしたらいいの?
情報がいっぱいあって迷う…
育児本やネントレ本には赤ちゃんのスケジュール例がたくさん載っていますよね。
でも、本によって書いてあることが違って迷うこと、ありませんか?
【赤ちゃんとママのぐっすり本】に載っているスケジュールは、赤ちゃんにセルフねんねを教えたいママにぴったりの情報が詰まっていますよ。

セルフねんねできるようになってほしいママにおすすめ
今回参考にしたのはこの本
【ママと赤ちゃんのぐっすり本】をすすめる2つの理由
【ママと赤ちゃんのぐっすり本】は、ちょうど真ん中あたりに、0か月から5歳までの「月齢別ぐっすりスケジュール」が載っています。
これが本気で役に立つ。
自分の子どもに合ったスケジュールを考えるために、かなり使わせていただきました。
僕が【赤ちゃんとママのぐっすり本】のスケジュールを推す理由は以下の2つ。
- 寝かしつけのタイミングがわかりやすい
- 月齢別:夜泣きの原因と対策が有益
それではひとつずつ説明していきましょう。
①寝かしつけのタイミングがわかりやすい
【ママと赤ちゃんのぐっすり本】では、月齢別に適したねんねのタイミングが紹介されています。
p.15より引用
これがかなり便利!
ちなみに【活動時間】とは、赤ちゃんが元気に起き続けていられる時間のこと。
この時間を過ぎると、赤ちゃんは疲れすぎてぐずりだすことが多いんです。
詳しくはこちらの記事へ
赤ちゃんによって適したスケジュールは違う
なぜ、寝かしつけのタイミングがわかることが有益なのか。
その理由は以下の2点
- 分刻みのスケジュールはすべての赤ちゃんに合う訳ではない
- なぜなら、赤ちゃんは一人ひとり違うから
ネントレ本のなかには、1日のスケジュールが分刻みで細かく書いてあるものもあります。
人によっては、細かいスケジュールを示してもらった方がやりやすいと言う人もいるかもしれません。
でも、そのスケジュールはあなたの赤ちゃんには合わないかもしれないんです。
結局、一人一人に合ったスケジュールはママパパが育児をする中で手探りで見つけていく必要があります。
赤ちゃんに合ったスケジュールの見つけ方
自分の赤ちゃんに合ったスケジュールを考える時に、何の指針もなかったら困りますよね。
そこで、役立つのがこの【ねんねのタイミング】です。
上記の表を参考に、赤ちゃんが起きてからの時間をチェックします。
そして、活動時間が来る前に寝かしつけを始める。
これを続けているうちに、赤ちゃんが眠たくなるタイミングが分かるようになってくるんです。
月齢ごとの大まかなスケジュールも参考に
【赤ちゃんとママのぐっすり本】には、各月齢ごとのスケジュール例も載っています。
あくまでも例なので、必ずこの通りにならなくても大丈夫。
赤ちゃんによって適したスケジュールは違うのでズレていても全然OKです。
でも、このスケジュールもかなり参考になります。
ポイントを押さえてお伝えしますね。
【0~5ヵ月】スケジュールのポイント
- 赤ちゃんによって寝る時間がかなり違う。
- 毎日決まったスケジュールにならなくてOK。
決まったスケジュールに沿うより、起床時間から活動時間を目安に次の睡眠を計算した方が、うまく寝かしつけられる確率が上がります。
p.96より引用
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【6~8か月】スケジュールのポイント
- スケジュールに沿って過ごせるようになってくる
- 日中の睡眠は朝寝・昼寝・夕寝の3回(個人差あり)
- 夜8時間以上続けて眠れることも
【9か月~1歳2ヵ月】スケジュールのポイント
- 日中睡眠は朝寝・昼寝の2回(個人差あり)
9ヵ月頃は起床後、約2時間30分、10ヵ月頃からは約3時間、1歳2ヵ月頃は約3時間半を目安に早めに朝寝をさせましょう。
p.110より引用
【1歳3ヵ月~3歳】スケジュールのポイント
- 日中睡眠が昼寝の1回になってくる
- 夜11時間くらい連続して眠れるようになってくる
- 15時以降の昼寝は×
②月齢別:夜泣きの原因と対策が有益
夜泣きの原因は月齢によって違うって知ってましたか?
つまり、夜泣きの対策も月齢によって変わってくるんです。
【ママと赤ちゃんのぐっすり本】では月齢ごとに考えられる夜泣きの原因とその対策が書かれています。
これがかなり参考になる。

問題解決のためには、原因に正しくアプローチする。これ基本。
【夜泣きの原因と対策】0~3ヵ月
モロー反射→おくるみが効果的
モロー反射とは、音、光、体の傾きなどに対して赤ちゃんが手足をビクッとさせ両腕を大きく広げる行動の事です。
パラシュート反射とも呼ばれています。
モロー反射は誕生直後から生後3~4か月頃まで見られます。
モロー反射による夜泣きを防ぐためにはおくるみが効果的です。
モロー反射で起きないよう、全身をぴったりとおくるみでくるんであげることで、子宮の中にいたときと同じ感覚になり、赤ちゃんは安心します。
p.91より引用
【夜泣きの原因と対策】4ヵ月頃
五感が敏感に→睡眠環境の整備
今までよく寝ていた子が、いきなり夜中に何度も起きたり、昼寝が短くなったり、寝つきが悪くなったりします。赤ちゃんの五感が一気に敏感になり、この成長が睡眠退行を引き起こします。
p.97より引用
赤ちゃんの見え方や聞こえ方は、成長とともに著しく成長します。
生後3~4ヵ月頃になると、物の奥行きが分かるようになったり、音が聞こえた方向がわかったりしてきます。
すると、今まで気にならなかった物音や人の動きに反応して起きてしまうことがあるんです。
これに対しては、眠りやすい寝室環境を整えることが効果的。
- 寝室を真っ暗にする
- ホワイトノイズを流す
寝室を真っ暗にすることで、途中で目が覚めても周囲の物が気になって覚醒することを防げます。
また、ホワイトノイズを流すことで生活音や外から聞こえる車の音をかき消してくれるので、赤ちゃんが眠りやすくなると言われています。

遮光カーテンやホワイトノイズマシンを使えば、眠りやすい睡眠環境がつくれるよ
授乳寝かしつけがクセに→セルフねんね練習
次女は生後3ヵ月半頃に、急に夜泣き開始。
なかなか寝付けず、何をしてもギャン泣き。
やっと寝たと思ったら、夜中に1時間ごとにギャン泣き。
控えめに言って、地獄です。
妻は夜中に何度も授乳を求められてかなりしんどそう。
そこで、授乳寝かしつけから卒業するための優しいネントレをやってみました。
やり方はとてもシンプル
- 授乳中にうとうとしてきたら、おっぱいを口から外す
- 布団に寝かせてトントンであやす
- ギャン泣きになったらもう一度咥えさせる
これを寝るまで繰り返します。
詳しい話はコチラから
この成果もあってか、1時間ごとの夜泣きは数日でなくなりました。
授乳寝かしつけがクセになっている場合は、少しずつでもセルフねんねの練習をすることがおすすめです。

夜中の頻回授乳で困っていない人、授乳で寝かしつけたい人は、無理にセルフねんね練習をしなくてOK!
【夜泣きの原因と対策】生後8ヵ月頃
脳の発達と成長の不均衡→様子見
この時期の睡眠退行のほとんどが脳の発達や成長の不均衡により起こります。夜中いきなり立ち上がる練習をしたり、脳が活発になり、なかなか寝てくれない状況が続きます。
このように、成長に伴って一時的に夜泣きをすることがあります。
成長に伴う夜泣きの場合は、落ち着いて見守りでOK。
2週間ほど経って、成長がひと段落すれば夜泣きも落ち着いてきます。
寝かしつけのクセ(抱っこ・授乳など)→セルフねんね練習
毎回、授乳や抱っこで寝かしつけていると、それが赤ちゃんの睡眠習慣になります。
授乳や抱っこで寝付いた赤ちゃんは、夜中に眠りが浅くなった時に泣いて抱っこや授乳を求めることがあります。
夜中に何度も起きて、抱っこや授乳をしないと再入眠できない。
パパ・ママがこの対応に困っていないなら問題はありません。
でも、抱っこ・授乳寝かしつけのクセに困っているのであれば、セルフねんねの練習をしてみても良いのではないでしょうか。
やり方は上記をご参考に。
【夜泣きの原因と対応】1歳半頃
自我がはっきりしてくる→ねんねルーティン
1歳半の睡眠退行は子どもの体の成長と共に自立心に関係が。1歳半は自分の意志をきちんともった幼児です。
p.115より引用
1歳半になると、自分の思いがはっきりしてきます。

長女も言葉が出始めると「ねんねいや~!」とぐずってました。
「いや」って言われちゃうと、けっこう困るんですよね…。
こんな時に効果的なのが、ねんねルーティン。
寝る前の行動をパターン化することで、親がガミガミ言わなくても、子どもは寝る時間になったことを理解することができます。
親が困る睡眠のクセをなくしたい場合は、ねんねルーティンの最後を一人で布団に入るようにすれば、徐々にセルフねんねができるようになっていきますよ。

長女もねんねルーティンの見直しで落ち着きました。
ねんねルーティンについての記事はこちらから
分離不安→親子のふれあいタイム&お気に入りのぬいぐるみ
ママがいないと昼寝をしなかったり、夜中起きた時にママがいないと、不安になって泣くこともあります。
p.115より引用
これに対しては、日中にたくさんふれあって愛情チャージすることを心掛けました。
また、お気に入りのぬいぐるみがあったので、それを布団の中に持って入ってもよいことにしました。
我が家では、ねんねルーティンとは別に【いってきますルーティン】をやっているのですが、これも効果的だったように思います。
うちの【いってきますルーティン】は、別れ際にタッチ&ハグをします。
ハグをしながら10カウントしたら終わり。
それぞれの場所に向かいます。
- 親が仕事に行くとき
- 子どもを祖父母にあずけるとき
- 保育園に送りだすとき
このような別れ際に【いってきますルーティン】をしていました。

日中の分離不安が落ち着くと、夜の分離不安も徐々に落ち着いて、一人で眠れるようになってきましたよ。
【夜泣きの原因と対策】2歳頃
暗闇やおばけが怖い→おやすみライト、絵本
怖いという感情を理解してあげましょう。そして、足元につけるおやすみライトを使用したり、日中部屋を暗くして懐中電灯で遊んでみたり、好きなぬいぐるみを選んでもらい、それがあれば「大丈夫だよ」と伝えてみましょう。絵本などを通して、暗くても大丈夫なことを伝えていくのもおすすめです。
p.121より引用
長女は2歳になる少し前に、「くらいのイヤ」と言い始めました。
保育園で見たブラックパネルシアターが怖かったことがきっかけでした。
それまでは、寝室を真っ暗にして寝かせていたのですが、この一件以降は「おやすみライト」を導入するようにしました。
VAVA ナイトライト ベッドサイドランプ 七色変換 100時間照明 安全なシリコン素材 USB充電 タッチ式 テーブルランプ 間接照明
また、かわいいおばけの絵本を読んだり、
大好きな「おつきさまこんばんは」の絵本を何度も読んで、暗くなるのは怖いことじゃない、大丈夫というメッセージを伝えました。
おつきさまこんばんは (福音館あかちゃんの絵本) [ 林明子 ]
【ママと赤ちゃんのぐっすり本】をすすめる理由:まとめ
【①寝かしつけのタイミングがわかりやすい】
- 0~5ヵ月:起きた時間から活動時間を目安に寝かしつける
- 6~8ヵ月:朝寝・昼寝・夕寝+夜の睡眠
- 9ヵ月~1歳2ヵ月:朝寝・昼寝+夜の睡眠
- 1歳3ヵ月~3歳:昼寝+夜の睡眠
- 4~5歳:昼寝をしない子も出てくる
【②月齢別:夜泣きの原因と対策が有益】
- 0~3ヵ月:モロー反射→おくるみ
- 4ヵ月:五感が敏感→環境を整える
- 8ヵ月:脳の発達と成長の不均衡→様子見
- 1歳半:自我の芽生え→ねんねルーティン
- 1歳半:分離不安→ふれあい&ぬいぐるみ
- 2歳:怖がる→ねんねライト&絵本
- ※どの月齢でも、睡眠のクセにはセルフねんね練習
以上、我が家の夜泣き体験を交えて【ママと赤ちゃんのぐっすり本】を推す理由をお伝えしました。
今回紹介したのはほんの一部なので、もっと詳しく知りたいという方は、是非読んでみてくださいね。
引用・参考文献

著者:愛波文、監修:西野精治、「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド ママと赤ちゃんのぐっすり本、講談社、2018年6月13日
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