
ネントレ本っていろいろあるけど、結局どれを選べばいいの?いい口コミと悪い口コミが混在していて、何が本当かわからない。

同じ本にいい口コミと悪い口コミが混在しているのは、うまくいった人はいい口コミを書くし、失敗したと感じた人は悪い口コミを書くから。でも実は、親のタイプや考え方によって合うネントレ本は違うんです。自分のタイプに合ったネントレ本を選ばないと失敗しやすくなるのは当然ですよね。この記事では親のタイプや考え方ごとにおすすめのネントレ本を紹介します。
ネントレ本っていろいろあって、どれを選べばいいか迷いますよね。
しかも、ネントレ本を探している親の多くは夜泣きで睡眠不足真っ最中。

そんな中で、膨大な情報をリサーチするのは大変ですよね。
この記事では、実際に私たち夫婦が読んだネントレ本の中から、おすすめしたいと思える本を親のタイプごとに紹介します。
結論を先に言うと以下の通り。
- 添い寝派におすすめ:マンガでわかる寝かしつけがラクになる本
- セルフねんね派におすすめ:ママと赤ちゃんのぐっすり本、ママと赤ちゃんの安眠ガイド
- きっちりタイムスケジュール派におすすめ:ジーナ式

上記を読めば、自分に合ったネントレ本にたどり着けます。
「セルフねんね」は赤ちゃんが自力で寝付くこと。
起きている状態でベビーベッドに寝かせたら、そのまま自力で入眠するの寝かしつけいらず。

ちなみに我が家はセルフねんね派。たまーに泣くときもあるけど、子どもは2人ともほぼ泣かずに寝付くようになりました。
私たち夫婦は20冊以上の睡眠本を読み、2人の子どものネントレに取り組みました。
その結果、
長女:生後5ヶ月でセルフねんね&生後7ヶ月で夜通し寝(12時間)
次女:生後5ヶ月でセルフねんね&生後11か月で夜通し寝(12時間)
を達成しました。

高齢出産で体力ゼロなので、ぐっすり寝てくれるのは本当に助かります。
実際に読んで役立つ内容だと思った本だけ紹介しているので、安心してOK。
私たちが学んだネントレ知識が、同じように寝かしつけや夜泣きで悩む方のお役に立てると嬉しいです。
おすすめネントレ本の選び方
この記事では親のタイプを以下の3つに分けて、おすすめのネントレ本を紹介します。
- 添い寝をしたい
- セルフねんねしてほしい
- タイムスケジュールをきっちり組みたい
なぜこの3つのタイプに分けるかと言うと、それぞれネントレのアプローチ方法がまったく異なるからです。
ですから、自分がどのタイプなのかを考えながら記事を読めば、満足度の高いネントレ本選びができますよ。

添い寝をしたいのに、セルフねんねのためのアプローチをしてもうまくいかないということです。

海に行きたいのに、山を登ってもゴールにはたどり着けないのと同じことです。
添い寝をしたい
この記事で言う「添い寝」とは、赤ちゃんと同じ布団、または、赤ちゃんと布団を並べて眠ることです。
添い寝のメリットは以下の通り。
- 愛着形成に効果があると言われている
- 赤ちゃんに異変があった時に気づきやすい
- 夜中の授乳が楽
一方、デメリットには以下のような点が挙げられます。
- 添い寝中の事故に注意が必要
- 寝言泣きや寝返りなどで夜中に目が覚めやすい
- 敏感な赤ちゃんは寝付きにくいことがある

我が家では夜間授乳が必要な4ヶ月頃までは添い寝、その後はベビーベッドでのセルフねんねに切り替えました。
添い寝とセルフねんねの両方を経験している私たちからすると、どちらでも愛着形成には問題がないと感じています。
寝ている時に触れ合えなくても、起きている時にしっかり関わってあげたら大丈夫です。
ちなみに我が子は2人とも敏感なタイプで、添い寝をしていると夜間覚醒が何度もあり、親が寝不足になってしまいました。
子どもによっても向き・不向きがあるので、そのあたりも様子を見ながらどちらが自分たちに合っているかを見極められるといいですね。
セルフねんねしてほしい
「セルフねんね」とは、起きている赤ちゃんを寝床に降ろしたら自力で寝付く状態のことを言います。

始めは「そんなこと可能なの!?」と感じましたが、本当にできるんです。
抱っこやトントンでの寝かしつけはしませんが、その代わり以下のようなことに配慮します。
- 活動時間を意識して寝かしつけ開始
- 寝る時間を教えるための就寝ルーティン
- 1人で寝ても安全な睡眠環境を整える(ベビーベッド、ベビーモニター)
- 快適な睡眠環境を整える(光・音・気温の調整)
赤ちゃんがなるべくグズらずに眠れるように先手を打っていくイメージです。
セルフねんねのメリットは以下の通り。
- 寝かしつけが不要なので、親の自由時間が増える
- 子どもが夜中に目覚めにくくなり、質の高い睡眠がとれる
- 体調が悪いときも良く寝てくれるので回復が早い
逆にデメリットには以下のような点があります。
- セルフねんねに慣れるまで泣くこともある
- 適切な対処法を知らないと失敗することもある
- 旅先など睡眠環境が整っていない所では寝にくいことがある
- 子どものタイミングに合わせて生活リズムをつくる必要がある

セルフねんねを教えるには正しい知識が必要です。少なくとも本を1冊しっかり読み込んでから始めましょう。
我が家は一度ではうまくいかず、何度か試行錯誤を繰り返しながらセルフねんね習得にたどり着きました。
もし、
- セルフねんねをしたいけどうまくいくか不安
- 試してみたけど失敗してしまった
こんな時はコメント欄からお気軽にご相談ください。
無料で育児相談ができる『子育てドットコム』でも専門家としてご相談にお答えしています。
こちらはタイムラグがありますが、ネントレ関係の質問にはなるべく答えるようにしています。

医師や保育士からのアドバイスももらえるので、ネントレ本と合わせてご活用くださいね。
タイムスケジュールをきっちり組みたい
ネントレの中には親が主導となってタイムスケジュールを組んで行うタイプのものもあります。

ちなみに、タイムスケジュールを組むネントレはセルフねんねを目指すことを前提としたものが多いです。
タイムスケジュールを組んで行うネントレのメリットは以下の通り。
- 寝る時間が予測できるから、予定を立てやすい
- セルフねんねできるようになる
一方で、デメリットもあります。
- 子どもに合ったスケジュールは一人ひとり違う
- 本に書いてあるスケジュールが自分の子どもに当てはまらないことがある
- うまくいかないと子どもがギャン泣きするから辛い
タイムスケジュールは、うまくいけばとても楽なのですが、失敗すると赤ちゃんがギャン泣きを続けるので、親が精神的に辛くなりがちです。
タイムスケジュールで行うネントレは、うまくいく人といかない人が二極化します。
理由は、子どもにピッタリなスケジュールはそれぞれ違うけれど、本には標準のスぺジュールしか書かれていないから。

我が家も始めはタイムスケジュールを試したのですがうまくいきませんでした。「私のやり方がダメなの?」と自分を責めてしまって辛かった…(泣)
もしうまくいかなくても、それは絶対にあなたのせいではないので安心してくださいね。
タイムスケジュールを試す時は、標準のスケジュールに乗っていける赤ちゃんばかりではないことを念頭に置いて取り組みましょう。
タイプ別おすすめネントレ本4冊
添い寝派におすすめのネントレ本

- 子どもと添い寝をしたい
- 添い寝のままで、もっと寝るようになってほしい
そんな人におすすめのネントレ本はこれ。

赤ちゃんの睡眠のざっくりした概要と、添い寝の寝かしつけがスムーズになるコツがかいていあります。
「主婦の友社」が発行しているムック本。
アドバイザーとして、後から説明するネントレ本著者で人気NO.1の清水悦子さんも参加されています。
写真やイラストが多めなので、疲れているパパママもあまり負担にならずに読むことができます。
文字苦手、寝不足で文章が頭に入らない人は「マンガで分かる寝かしつけがラクになる本」がおすすめです。
デメリットは以下の2点。
- セルフねんねについては情報不足
- ざっくりした内容なので、もっと詳しく知りたい人には物足りない
既にネントレについてある程度知識のある人にとっては当たり前の内容が多くても満足できないかも。
ネントレ初心者や、ゆるくネントレをしたい人におすすめです。

添い寝派のネントレ本はコレを選べば間違いなし。
セルフねんね派におすすめのネントレ本
そんな人にはこの2冊がおすすめ。
ママと赤ちゃんのぐっすり本:愛波文さん著
「ママと赤ちゃんのぐっすり本」は赤ちゃんの睡眠の全体像についてかなり詳しく書かれています。
文章もとても読みやすいです。
月齢毎の生活スケジュールの目安もとても参考になります。

他のどのネントレ本よりも睡眠時間が長めに書かれているよ。
赤ちゃんに適した睡眠時間は個性があるので一人ひとり違います。
自分の赤ちゃんに合った睡眠時間を見つけるためには、まずは睡眠時間長めのスケジュールでやってみて、合わなかったら少しずつ減らしていくのがおすすめ。

睡眠不足長めのスケジュールを目安にしていれば、寝不足や疲れすぎで泣くのを防げます。
そういう意味でも、睡眠時間が長く設定されている「ママと赤ちゃんのぐっすり本」は、本格的にネントレをしたい人や、セルフねんねを教えたい人にピッタリです。
ネントレの方法についても一つだけでなくいろいろなパターンが書かれていてとても勉強になりますよ。

うちの子たちは「ママと赤ちゃんのぐっすり本」のやり方でセルフねんね&夜通し寝が成功しました!
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド:清水悦子さん著
「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」も似たような内容が書かれていますが、「ぐっすり本」と比べるとざっくり大まかに書かれています。
赤ちゃんの生活スケジュールの目安も載っていますが、「ぐっすり本」よりも睡眠時間が短めの設定で、どちらかというとジーナ式に近いスケジュールです。
- セルフねんねを教えたい
- まずはネントレについてザックリとした概要が知りたい
そんな方には「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」がおすすめです。

2011年発行。日本人ネントレ本のパイオニアだよ。
タイムスケジュールをきっちり組みたい人におすすめのネントレ本
親主導でタイムスケジュールを組んでネントレに取り組みたい方におすすめなのがこの本。
タイムスケジュール派に根強い人気を誇る「ジーナ式」です。

2020年1月に【改訂版】が出版されました。購入する場合は、【改訂版】を選びましょう
ジーナ式のメリットは以下の通り。
- ネントレだけでなく、ベビーグッズのそろえ方や授乳についても詳しく書かれている
- 分単位のスケジュールが書かれているので、きっちりしたい人には取り組み安い
- うまくいくとすごく楽
一方、以下のようなデメリットがあります。
- ジーナ式のスケジュールが自分の子に合わないことがある
- 文章が羅列されていて読みにくい
- 「この通りにすれば必ずうまくいく」と書かれているので、うまくいかないと辛い
以前から読みにくさに定評(?)がある「ジーナ式」。
その読みにくさを改善したのが【改訂版】。
期待して【改訂版】を読んだのですが、安定した読みにくさに笑ってしまいました。

初めて読む人にとっては【改訂版】もかなり読み難い。
既に夜泣きで寝不足になっている人にとっては、ジーナ式の読みにくさと情報量はかなり辛いのであまりおすすめしません。
実際ジーナ式に本気で取り組んでいる人は、妊娠中から本を読み込んでいることが多いです。

デメリットもありますが、うまくいく場合もあるので気になっている人は試してみる価値があります。
- ジーナ式を試したけどうまくいかなかった
- タイムスケジュールを取り入れたいけどジーナ式を読み込む自信がない
そんな方には、「ママと赤ちゃんのぐっすり本」がおすすめです。
ママと赤ちゃんのぐっすり本にも、タイムスケジュールの目安が載っています。
- ジーナ式よりも睡眠時間が長めに設定されている
- 「スケジュールはあくまでも目安であり、一人ひとり違う」ときちんと明記されている
- 読みやすい
ジーナ式でうまくいかなかった人はママと赤ちゃんのぐっすり本を試してみるのがおすすめです。
【まとめ】おすすめのネントレ本はどれ?タイプ別に選び方を紹介
この記事では、以下の3つのタイプごとにおすすめのネントレ本を紹介しました。
- 寝かしつけをしたい:マンガでわかる 寝かしつけがラクになる本 (1000円でスッキリわかる!)
- セルフねんねを教えたい:ママと赤ちゃんのぐっすり本、赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
- タイムスケジュールを重視:赤ちゃんとおかあさんの快眠講座【改訂版】
ネントレにはいろいろなやり方があります。
自分がどんなネントレをしたいのか、赤ちゃんをどんなふうに寝かせたいのかによって、選ぶべき本も変わってきます。
この記事を参考に、自分に合ったネントレ本を探してみてくださいね。

「読んでみたけどうまくいかなかった」とお困りの時は是非お気軽にコメントくださいね。一緒に考えましょう!
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