睡眠の土台って項目がたくさんありすぎて何からすればいいのかわからない。
本当に必要なことだけを教えてほしい。
こんにちは!ネントレ本20冊以上を読み、寝かしつけ不要の子育てを実践しているカカです。
睡眠の土台はすべて整えるのがベストなんですが、いきなり全部は取り組めませんよね。
そこでこの記事では最優先で取り組んでほしいことを以下の3つに絞って紹介します。
- 母親の睡眠不足を解消する
- 寝室をできる限り真っ暗にする
- 疲れすぎる前に寝かしつける
子どもの夜泣きや寝ぐずりを改善したいなら、まずはこの3つに取り組みましょう。
この記事では、なぜこの3つが重要なのか、具体的にどうすればいいのかをそれぞれ説明します。
ネントレをしなくても「この3つに取り組んだだけで子どもの寝つきが良くなった」という声もいただいています。
この記事を読んで、ぐっすり眠るための土台を整えましょう!
母親の睡眠不足を解消する
一番最初に取り組んでほしいのは、母親の睡眠不足を解消すること。
母親の睡眠不足を解消するべき理由や、その方法を紹介します。
なぜ母親の睡眠不足解消が重要なのか
子どもの睡眠不足を解消するために、なぜ母親の睡眠不足解消が必要なの?と思う方がいるかもしれませんが、これはかなり重要です。
その理由は以下の通り。
- 母親が睡眠不足だと、マイナス思考になるしイライラしがち
- 親がマイナス思考でイライラしていると、子どもも不安になるし寝付きにくい
- 子どもが不安定だとぐずりやすいから、育児が余計大変になる
子どもが安心して寝るためには、まず母親の体力・気力に余裕があることが一番大切。
第一子の夜泣き真っ盛りの時期に、子どもを夫に任せて一晩ぐっすり眠ったら翌朝世界が輝いて見えました。
育児において母親の睡眠は本当に大切。
子どものためにも母親の寝不足は一番に解決すべき事柄です。
母親の睡眠不足を解消する方法
母親の睡眠不足を解消するためには、時間を作り出す必要があります。
- 夫に子どもを預けて睡眠時間を確保する
- 家事を手抜きして睡眠時間に充てる
- 子どものお昼寝と一緒に寝る
- 産婦用のショートステイを利用する
- ベビーシッターを利用する
上記のような工夫をすれば、カンペキではないにしろ少しは睡眠時間を増やせるはず。
後は、母親自身の意識改革が大切。
「他のママもやっているんだから自分も頑張らないといけない」というように自分自身の考え方を固定化していると、なかなか時間も作り出せないし、時間ができても家事を頑張ってしまって結局睡眠不足のままということになりがち。
子どものためにも、母親は自分の睡眠を第一に考えましょう。
寝室をできる限り真っ暗にする
睡眠環境の中で最初に取り組みやすいのが寝室をできるだけ真っ暗にすること。
本当は少しも光が入らないくらい真っ暗にするのが望ましいですが、ひとまずできる範囲でいいので暗くすることが大切です。
なぜ寝室を真っ暗にする必要があるのか
なぜ寝室を真っ暗にする必要があるかと言うと、光が目覚めのスイッチを入れてしまうからです。
また、光によって周囲の様子が見えることで赤ちゃんはいろいろなことが気になり目が覚めてしまうこともあります。
カンペキに真っ暗な寝室を作るのは難しいかもしれませんが、まずは今できることから取り組んで寝室が真っ暗になるようにしてみましょう。
寝室を真っ暗にする工夫
寝室を真っ暗にするためには以下の工夫がおすすめです。
- 豆電球を消す
- 遮光カーテンをつける
- インナーカーテンをつける
- 窓に遮光シートを貼る
- 隙間テープで隣の部屋からの光漏れを防ぐ
遮光シートと遮光カーテンをダブル使いするとかなり真っ暗になります。
カーテンの取り換えは少し労力がいりますが、「豆電球を消す」だったらすぐにできますよね。
寝室を真っ暗にすることは、子どもだけではなく親の睡眠の質を高めるためにも効果的です。
旦那さんにも協力してもらってぜひ取り組んでみてください。
元気なうちに寝かしつける
子どもが寝ぐずりや夜泣きをするときに「もっと疲れさせた方がよいのでは」と考えて、たくさん運動をさせたり寝かしつけ時間を遅くしたりする人がいますが、多くの場合これは逆効果なことが多いです。
なぜ元気なうちに寝かしつけることが大切なのか
「睡眠専門の神経学者が教える賢い子は1歳までの眠りで決まる」には以下のように書かれています。
親の多くは子どもが睡眠不足になっていることに気づいていないのです。
赤ちゃんは疲れるとイライラして興奮し、大声で泣くことがあります。
引用:ポリー・ムーア著、プレシ南日子訳、睡眠専門の神経学者が教える賢い子は1歳までの眠りで決まる、図書印刷株式会社
このように、多くの赤ちゃんはすでに睡眠不足の状態であり、しかも寝不足で疲れているとぐずりがひどくなります。
逆に、疲れていない赤ちゃんはとても機嫌よく過ごしています。
疲れすぎる前の元気な状態で寝かしつけを始めることで、機嫌よく寝入ることができるのです。
子どもがぐずり始めたらもう手遅れ。ぐずる前に寝かしつけを始めるのがポイントです。
元気なうちに寝かしつけるってどうすればいいの?
では、子どもがぐずり始める前の元気なうちに寝かしつけをするためにはどうすればいいのでしょうか。
これまでに読んだネントレ本の内容を総括すると、寝かしつけを始めるのにおすすめの時間は以下の通り。
生後0~2ヶ月:目覚めてから20分後
生後2~3ヶ月:目覚めてから45分後
生後3~5ヶ月:目覚めてから1時間後
生後5~8ヶ月:目覚めてから1時間半後
生後9ヶ月~1歳:目覚めてから2時間半後
生後1~1歳半:目覚めてから4時間後
1歳半~3歳:目覚めてから5~6時間後
この時間になったら、暗い寝室で子どもを布団に寝かせて様子を見てみてください。
うまくすれば抱っこやトントンなしでそのまま寝入ってくれるかもしれません。
セルフねんね練習をしたくない場合は、抱っこで寝かしつけてもOK。
セルフねんねに挑戦してみたい場合はゆるネントレ(セルフねんね練習)を試してみましょう。
【まとめ】睡眠の土台を整えるならまずはこの3つ!
以上、睡眠の土台を整えるために優先的に取り組むべきことを3つに絞って紹介しました。
- 母親の睡眠不足を解消する
- 寝室をできる限り真っ暗にする
- 疲れすぎる前に寝かしつける
睡眠の土台は細かく見ていくともっとたくさんの項目があるんですが、いきなり全部に取り組むのは大変ですよね。
そんな時はこの記事で紹介した3つのことにまずは取り組んでみてください。
乳幼児期は子どもの脳が一番育つ時期。
そして、睡眠は子どもの脳の発達に欠かせないものです。
子どもに睡眠力をプレゼントできるのは親だけなので、後々後悔しないようにできることからチャレンジしてみてくださいね。
「読んだけどここがわからない」「やってみたけどうまくいかなかった」そんな方は一番下のコメント欄から教えてください。個別にアドバイスします。一緒に子どもの睡眠力を育てていきましょう!
コメント
コメント一覧 (3件)
[…] 夜泣き続きで寝不足が辛い […]
いろんな記事を参考にしています!
教えてほしいことがあります。ファーバーメソッドを開始し、1ヶ月経つのですがいまだに30分泣いたりすることもあります。なかなか入眠する時間が短くならないです。数えられる程度で泣かずに15分で寝たこともありました。これはファーバーメソッドが失敗しているということになりますか?
コメントありがとうございます!読んでいただけて嬉しいです。
年齢やその他の環境などがわからないのではっきりとは言えないのですが、30分泣いてしまうのはしんどいですね(それを聞く親側も…)。
どんな泣き方かにもよるのですが、ギャン泣きでないのならば寝付くまでに30分かかるのはそこまで長くないですよ^^
大人でも寝付くまでに30分かかることはありますし。
質問者様がどのようにネントレに取り組んでおられるのか詳細がわからないので的外れなコメントになってしまうかもしれませんが、寝かしつけ以外の時間のかかわり方や過ごし方を見直すことで改善されることもよくありますよ。
例えば、
・いつもより少し早く寝かしつけを開始してみる
・体を動かす遊びを取り入れてみる
・寝室を涼しくしてみる
・寝室が真っ暗になるようにしてみる
・就寝ルーティンをやってみる
などなど…
既に取り組まれていることもあると思いますが、このような工夫ができるかなと思います。
泣く時もあるけど15分で眠れるときもあるとのことなので、まったく間違っているとか失敗だとかそういうことではないかなと思いますよ^^