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- 授乳しながらじゃないと赤ちゃんが寝ない
- 夜中に何度も起きて授乳をせがむ
こんな悩みをお持ちの人も多いのではないでしょうか。
今日は、授乳寝かしつけや夜中の頻回授乳を減らす方法をご紹介します。
この記事は、
- 授乳寝かしつけや夜間の頻回授乳から解放されたいお母さんに向けて
- 赤ちゃんが自力で寝るようになる方法を伝えたい!
お母さんが辛くないならそれでOK!
↓今回はこの本で書かれている方法を紹介します↓
エリザベス・パントリー「赤ちゃんが朝までぐっすり眠ってくれる方法」、
株式会社エクスナレッジ、2005年12月10日
赤ちゃんがおっぱいを欲しがるのはとても自然なこと。
授乳は赤ちゃんのお腹を満たすだけではなく、心も満たしてくれるからです。
授乳での寝かしつけや夜間の頻回授乳をお母さんが辛く思わないのなら大丈夫。
無理にそのやり方を変える必要はありません。
でも、授乳寝かしつけや頻回授乳がお母さんの負担や睡眠不足の原因になっているのであれば、赤ちゃんに新しい眠り方を教えてあげることができますよ。
授乳寝かしつけのリスク
①虫歯のリスク
哺乳瓶をくわえたまま眠ってしまうと、ミルクやジュースが口の中にたまって虫歯になります(リスクは低いものの、しょっちゅう寝ながら母乳を飲んでいる赤ちゃんにも同じことが当てはまります)。
エリザベス・パントリー「赤ちゃんが朝までぐっすり眠ってくれる方法」、株式会社エクスナレッジ、2005年12月10日、p.184より引用
②過飲症のリスク
赤ちゃんはお腹が減っていないのに、ただ眠るためだけに哺乳瓶をほしがっているのかもしれません。この場合、赤ちゃんは必要以上にミルクを飲んでいしまいます。
同上 p.184より引用
このように、今は問題がなくても後々問題が生じてくることがあります。
そのことも踏まえて、今どうするかを決めるのがよいでしょう。
眠るー吸う を関連付けないことが大切
寝付く時や夜中に目が覚めた時におっぱいを欲しがる赤ちゃんは、眠りと吸うことを関連付けている可能性大。
また、赤ちゃんは眠りが浅いため、夜中に度々目覚めます。
眠りが浅くなって目が覚めた時に、寝入ったときと違う状況だと驚いて泣いてしまうことがあります。
これが夜泣きや夜間の頻回授乳につながっていきます。
大人と同じように、夜泣きをしないで朝まで眠れる赤ちゃんもいます。なぜ夜泣きをしないかというと、目を覚ましても自分の力で次の睡眠サイクルに入れるからです。一方で、抱っこやおっぱいでしか寝入ったことのない赤ちゃんは、夜中に目を覚ましたときにも、次の睡眠サイクルに入るために抱っこやおっぱいが必要になります。
伊藤かよこ「0歳でも、1歳からでも大丈夫!赤ちゃんが夜早く、長く眠る かんたんねんねトレーニングBOOK」、株式会社日本実業出版社、2018年2月20日、p.25より引用
【ネントレのやり方】ベス流やさしいおしゃぶり離れ法
では、どうやって赤ちゃんの眠るー吸うの関連を断ち切っていくのでしょうか。
そのやり方を説明します。
①寝かしつけ前にたっぷり授乳/ミルクをする
②赤ちゃんがウトウトし始めたら、おっぱい/哺乳瓶を口から外す
③赤ちゃんの下あごに指を当てて、そっと口を閉じる
④泣いたらまずはトントンであやしてみる
⑤泣きが収まらなかったら、もう一度おっぱい/哺乳瓶をくわえさせる
⑥ゆっくり10数える、または飲むのがゆっくりになってきたら、おっぱい/哺乳瓶を口から外す
③にもどる
これを、赤ちゃんが眠るまで繰り返します。
寝付く瞬間におっぱい/哺乳瓶をくわえていないようにするのが最大のポイントです。
効果が出るまでに1週間~1ヶ月
この「ベス流おしゃぶり離れ法」は比較的やさしいネントレ法だと言われています。
個人差もありますが、本書によると効果が出るまでに1週間から1ヶ月程度かかることが多いようです。
そのため、取り組むためにはそれなりの覚悟と、体力面精神面の余裕が必要です。
ネントレを成功させるためのコツ
ベス流おしゃぶり離れ法を成功させるための工夫を、僕なりに考えてみました。
①パパを巻き込む
お母さんが一人でネントレに取り組むのは大変です。
是非、お父さんを巻き込みましょう。
- 代わりに家事をしてもらう
- 休みの時はお父さんに子どもを任せて、お母さんは昼寝する
- ミルクの場合はお父さんに寝かしつけをしてもらう
- がんばっているご褒美を買ってきてもらう
できそうなことからお父さんを巻き込んでいきましょう。
僕自身もそうですが、赤ちゃんが夜泣きをしていても気づかずに寝ているお父さんは多いです。
だから、お母さんが寝不足で辛い思いをしていることに気づいていないお父さんもいるかもしれません。
- 「2時間ごとに泣いて起きるから、まとまった睡眠がとれない」
- 「赤ちゃんが寝ても、目が冴えてしまってなかなか眠れない」
- 「だから、夕食後の食器洗いをしてもらえると、その間ゆっくり休めて嬉しい」
困っていることとしてほしいことを具体的に伝えると、お父さんにも伝わりやすいですよ。
②体と心に余裕のある時間帯から始める
例えば、お父さんが土日休みで育児や家事を一緒にできる場合、金曜日から始めるというのも一つの手です。
園や学校に行っているきょうだいがいて土日にゆっくりできない場合は、平日に始めた方がいいかもしれません。
夜中は疲れてしまって赤ちゃんの泣きに対応できない場合は、就寝時の寝かしつけや、朝寝・昼寝から始めるという方法もあります。
自分にとって一番余裕のある時期・時間帯から始めてみましょう。
③家事の手を抜く
ネントレをしている時期はとにかく疲れます!
赤ちゃん自身もですが、お母さんもこれまでの寝かしつけの習慣を変えることになります。
人は変化に対してストレスを感じるようにできています。
だからネントレ中は疲れて当然なんです。
こんな時は、なるべく手抜き家事をするようにしましょう。
- 夕食はお父さんにお弁当を買ってきてもらう
- お惣菜や冷凍食品を活用する
- 洗濯ものはまとめてコインランドリーへ
- 食洗器、衣類乾燥機などの便利家電をフル活用
- 散らかっていても気にしない!
ネントレで疲れる分、家事の負担を減らしてお母さんが頑張りすぎないようにしてくださいね。
やさしいネントレのやり方【まとめ】
↓今回紹介した「ベス流おしゃぶり離れ法」はコチラの本に載っています↓
↓この本も参考にしました↓
赤ちゃんが夜早く、長く眠る かんたん ねんねトレーニングBOOK [ 伊藤かよこ ]
- 授乳寝かしつけをお母さんが負担に感じないのならそのままでOK
- 授乳寝かしつけにはリスクもある(虫歯、飲みすぎ)
- 眠るー吸うを関連付けないことが大切
- 寝付く瞬間に授乳/ミルクをしていないようにする
- 効果が出るまでに時間がかかることも
- お父さんの協力、家事の手を抜く等して頑張りすぎないで
最後までお読みいただきありがとうございました。
〈引用・参考文献〉
- エリザベス・パントリー「赤ちゃんが朝までぐっすり眠ってくれる方法」、株式会社エクスナレッジ、2005年12月10日
- 伊藤かよこ「0歳でも、1歳からでも大丈夫!赤ちゃんが夜早く、長く眠る かんたんねんねトレーニングBOOK」、株式会社日本実業出版社、2018年2月20日
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