- 子どもにしっかり睡眠をとらせてあげたい。
- ネントレを成功させて余裕のある育児がしたい。
そんな方は、まずは睡眠の土台を整えることから始めましょう。
睡眠の土台とは、赤ちゃんの安眠の基礎となる部分のこと。
ネントレをしなくても、睡眠の土台を整えるだけで夜泣きが改善することもあるんですよ。
ネントレ本20冊以上の読んだ私がまとめる睡眠の土台は以下の3点です。
- 家族みんなの幸福度
- ぐっすり眠れる睡眠環境
- ネントレにつながる生活習慣
以下に、睡眠の土台の内容や整え方について複数のネントレ本の内容を引用しながら解説します。
この記事を読めば、赤ちゃんがぐっすり眠るために必要な睡眠の土台が整えられるようになりますよ。
睡眠の土台①家族みんなの幸福度
- 幸福度とは何?
- 親の幸福度を高める方法
- 子どもの幸福度を高める方法
ネントレに必要な「幸福度」とは?
私の愛読書「ママと赤ちゃんのぐっすり本」には幸福度についてこのように書かれています。
幸福度と言うのは、心がどれだけ満たされているかをはかる物差しです。子どもの幸福度は、体の健康と同じように大切で、いわば心の健康のこと。
引用:愛波文、ママと赤ちゃんのぐっすり本、講談社
母親の幸福度が低いと、イライラしたり疲れたり不安になったりします。
そうすると育児にも影響するので、子どもも親の影響を受て不安になってしまいます。
親の幸福度を高める方法
家族の幸福度を高めるためには、まずは母親の幸福度を高めることが最優先事項です。
「赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割」にか以下のように書かれています。
“ハッピーなママ”が育てる子どもは“ハッピーな子ども”に育つというのが基本の考え方です。
引用:清水瑠衣子、赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割、プライム涌光
では、母親の幸福度を高めるためにはどうすればいいかと言うと、答えはできる限り家事・育児の手を抜くこと。
そして休む時間や自分自身の時間を確保することです。
家事や育児は終わりがないから、意識して手抜きをしていかないとどんどん苦しくなります。
「手抜きしてもいい」じゃなくて、「積極的に手抜きをしなければならない」のです。
家事負担を減らして幸福度を高めるために、我が家では以下のような工夫をしていました。
【家事がラクになる便利サービス】
- コープの食材宅配
- Oisix(オイシックス)の食材宅配
- カインデストの無添加ベビーフード
- ダスキンの家事代行
【家事がラクになる便利グッズ】
- 1万円以下で買えるお掃除ロボット
- 自家製の米粉や豆乳も作れるハイパワーミキサー
- ドラム式洗濯機で干す畳む手間をほぼゼロに
幸福度のためには、親自身もしっかり睡眠をとることが大切。
サービスを利用して時間ができたら、しっかり休むことを最優先に考えましょう。
増えた時間で「家をピカピカに掃除しよう」なんて考えたらダメですよ!
子どもの幸福度を高める方法
子どもの幸福度を高めるためには親からの愛情を伝えるのが一番効果的。
- たくさんハグをする
- 抱っこで絵本を読む
- 好きな遊びを一緒にする
- お話を聞いてあげる
こんな当たり前のことで大丈夫。フルタイム勤務で時間がないという場合は、「1日10分は絶対に子どものための時間をとる」と決めて取り組んでみて。
また、夫婦関係がよい方が子どもの気持ちも安定すると言われています。
家庭によっていろいろありますし、産後のホルモンバランスの変化で生理的に夫を受け付けないという時期もあると思います。
でも、良好な夫婦関係を保つのは家族みんなの幸福度を高めるために大切なので、ぜひ意識してみてくださいね。
▼夫が育児の悩みをわかってくれないとお悩みの方にはこちらのマンガがおすすめ。
妊娠・出産・育児のリアルなしんどさを夫に伝えるのには、男性目線のわかりやすいマンガが最適解です。
睡眠の土台②ぐっすり眠れる睡眠環境
- 光
- 音
- 温度と湿度
- 布団・ベッド
- スワドル・スリーパー
睡眠環境①光
赤ちゃんをぐっすり寝かせたかったら光のコントロールは重要です。
特に以下の2点が大切です。
- 寝室を真っ暗にする
- 朝は太陽の光を浴びる
寝室を真っ暗にするためには遮光カーテンだけでは不十分で、遮光シートや隙間テープなどを使う必要がある場合がほとんど。
寝かしつけがうまくいかない、夜泣きがひどいなどの場合は、まず睡眠環境の光を見直してみてください。
睡眠環境②音
赤ちゃんが寝る時はなるべく静かにして起こさないように気を付けている人は多いと思いますが、実はこれが逆効果のことがあるんです。
静かな環境よりもある程度音がある方がぐっすり眠りやすいし、生活音で起きてしまうリスクも少なくなると言われています。
ぐっすり眠るため音環境を整えるには、ホワイトノイズマシンを使うだけでOK。
最近は我が家ではAmazonエコーをホワイトノイズマシン代わりに使っています。
▼睡眠環境の音の整え方をさらに詳しく知りたい方はこちらから
睡眠環境③温度と湿度
「ママと赤ちゃんのぐっすり本」によると、
- 赤ちゃんの睡眠の最適温度は20~22℃
- 夏の場合は25℃くらい
- 湿度は40~60%
と書かれています。
乳幼児の体温んが高くなりすぎないよう、大人が薄着で快適だと感じる温度に部屋を保ち、過度に服を着せたり、温めすぎないことを推奨しています。
引用:愛波文、ママと赤ちゃんのぐっすり本、講談社
我が家の場合は、2歳までは掛布団は使わずに冬はエアコンを20℃設定、夏は26℃設定で快適でした。ちなみにエアコンは一晩中稼働しています。
温度設定は、部屋の広さやエアコンの機能などによっても変わってきます。
基本的には赤ちゃんが快適に寝ていたらOKです。
もし夜泣きをする、朝早く目覚めるなどの問題がある場合は、快適な温度になっているかチェックしてみましょう。
睡眠環境④布団・ベッド
ネントレでは、赤ちゃんを寝かせる布団やベッドはかなり重要です。
一番のおすすめはやはりベビーベッド。
特に寝返りをしたり自分で動き始める生後4ヶ月以降は、ベビーベッドは必須。
ベビーベッドがおすすめな理由は以下の2点。
- 赤ちゃん専用の寝床(親と共有しない)
- 柵などの物理的な境界線がはっきりしている
スペース的にベビーベッドが無理という場合は、ベビー布団をサークルで囲うのもアリだと思います。
我が子が0歳2歳の時は、上に子はベビーベッド、下の子はベビー布団を床に敷きサークルで囲った中で寝かせていました。
睡眠環境⑤スワドル・スリーパー
2歳以下の赤ちゃんは掛布団ではなく、スワドルやスリーパーを使うのがおすすめ。
私のおすすめはこんな感じ。
- 生後4ヶ月以下:モロー反射を抑えるスワドル
- 生後4ヶ月頃から:寝返りできるスワドル
- 生後10か月頃から:スリーパー
睡眠の土台③ネントレにつながる生活習慣
- 生活スケジュール
- 就寝ルーティン
- 食事内容
生活習慣①生活スケジュール
赤ちゃんをタイミングよく寝かしつけるためには生活スケジュールを意識することが重要。
ネントレに効果的な生活スケジュールは一人一人微妙に違っているので、我が子にぴったりなスケジュールを見つけていく作業が必要です。
以下の記事では、自分の子どもに合ったスケジュールを見つけるコツも含めて、各月齢に合った生活スケジュールの基本ラインを紹介しています。
- 生後0ヶ月の生活スケジュール
- 生後1ヶ月の生活スケジュール
- 生後2ヶ月の生活スケジュール
- 生後3ヶ月の生活スケジュール
- 生後4ヶ月の生活スケジュール
- 生後5ヶ月の生活スケジュール
- 生後6ヶ月の生活スケジュール
生活習慣②就寝ルーティン
就寝ルーティンは寝る前の決まった流れのこと。
毎日繰り返し行うことで、子どもがスムーズに眠れるようになります。
▼就寝ルーティンについて詳しく書かれているのはこちらの本
生活習慣③食事内容
ぐっすり寝るためには食事内容も重要。
お腹が減っていると夜中に目が覚めることもあるし、覚醒が高まってしまって眠れなくなることもあります。
まとめ【ネントレ成功の秘訣】睡眠の土台の整え方をわかりやすく説明
以上、ネントレ成功のために絶対に必要な睡眠の土台の内容と整え方を紹介しました。
想像よりもたくさんあって驚かれたのではないでしょうか。
睡眠の土台を整えるのは確かに大変ですが、これをするだけで夜泣き問題が解決するくらい効果的なのでぜひ取り組んでくださいね。
うちも土台を整えるだけで睡眠問題の大半が改善しました。取り組む価値はありますよ。
子どもの睡眠が整えば日中も機嫌よく過ごせるし、遊びや勉強に集中して取り組めます。
睡眠ってその後の人生に影響を与えるくらい大きなことなんですよね。
睡眠力は親の意識次第で育てることができます。
- ブログを読んでもよくわからない
- やってみたけどうまくいかない
そんな方は、ぜひ下のコメント欄からご質問ください。
数日以内にコメントにてお返事しますね。
お子さんの睡眠力を育てて生きる力の素地を高めたい人は一緒に頑張りましょう!
コメント
コメント一覧 (4件)
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